クライエントさんの邪魔をしない
カウンセラーとして、クライエントさん(相談者さん)の話を聞くとき、
少々事実関係がわからないことがあっても、私は、聞き返しません。
恩師にはそう習いました。
おそらく、他の多くのカウンセラーもそう言うでしょう。
どうしても聞いておく必要のある事実なら、後でそっと聞きます。
「そんないい加減な!?」と思われるかもしれませんが、カウンセラーが正確な事実を把握していることより、クライエントさんが「聞いてもらっている」と感じていることのほうが重要なのです。
そうすることで、クライエントさんは、自分で自分の考えや思いを、ご自分でまとめていきます。それが心理カウンセリングに有効なのです。
心理カウンセリングについて、少しわかっていただけましたか?